2009年12月25日金曜日

O sentimento não morrerá! - その想いは死なず

日本にお住まいになられている、日本以外の国に身を置く方々、即ち所謂在日外国人の総計の国別割合の大きさのランキングは、一位・二位を勿論の事中華人民共和国と大韓民国が占めていますが、三位は、コレも勿論の事、ブラジル共和国です。

都郊外諸県に多く住んでいらっしゃいまして、多くは工場労働者として働いておるのですが、どういう訳かポルトガル語を学習する場が日本には少な過ぎるという現実があります。

NHK教育テレビの語学講座でさえも取り上げられないポルトガル語、ボクの大学にも学びの場は開かれておりません。然し、先日漸く第一回目のポルトガル語に関する講義が、多言語学習の場を借りて実現しました。

初聞から久しいブリックス(BRICS)のB、ブラジルの世界に対する影響力は日に日に増大しており、今や嘗ての宗主国である、ポルトガルに対しても、文化的観点から、ブラジルへの依存度を高めつつあると思います。

さて話題にしているポルトガル語についての知識はボクには殆ど皆無に等しいと言っても過言ではありませんでしょう。ただ、知っている事を並べれば:

語末のs
ポルトガル語ではシュ、ブラジル・ポルトガル語ではス

rの重ね綴り
ポルトガル語では強い舌先ふるえ音、ブラジル・ポルトガル語では口蓋垂ふるえ音

二重鼻母音で発音する語がある
台湾語には三重鼻母音があったような覚えがありますが、確証はありません...

鼻音化の記号、即ちスペイン語のティルデに当たるアルファベットの添え字はH

然し乍ら、ブラジル・ポルトガル語の隆盛の様子を様々なメディアを通して紹介された事は初めてであって、ブラジルに対する興味が今し方沸々と湧いてくる様になったという事は、述べておかねばなりません。

◇ ◆ ◇

放課後、今年九月から日本へお越しのフランス人留学生と偶然出会し、側にいた部活の先輩方を交えてのちょっとした懇談会がありました。

実際の所、懇談会なり交流なり、その様な堅苦しい言葉は今回のものには当てはまりませんが、何より日本ポップカルチャー、アニメ・マンガへの関心の高さが手に取るように窺い知ることが出来、自分も自分で頑張らないとなあと反面思っていた次第でありました。

◇ ◆ ◇

2009 年、最後の講義日は非常に複言語の沙汰でありました。一限ドイツ語・二限ロシア語・三限は東南アジア地誌で四限は英語の自主復習・五限ポルトガル語・それ 以降はフランス留学生を交えての懇談会とヨーロッパにかなり偏っているとはいえ、一日でよくこんなにも多くの体験が出来たのだなあと思う次第であります。

決して、著名な大学であると呼称する事は出来ませんが、此処で自分は貴重な経験の数々に充たされているのではないかと感じたい次第であります。

[ 2009 / 12 / 31 更新 ]

0 件のコメント:

コメントを投稿