2010年11月29日月曜日

此処は『ツイッター』ではありません、のですが...!

最近、ウェブログ(?)の更新が滞っているのは、上手にそれを執筆する時間を此の多忙の中から
捻出出来ない自分が居るからであります。執筆する為のネタは堅持しておりますが...!
 
今週も往々にして、長く続いた秋風邪で多大に狂った歯車を巻き戻す為に
頑張る次第であります。・・・まあ、此のエントリーは所謂ボクの「呟き」であります(汗
 
取り急ぎ失礼致します><!

2010年11月13日土曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 10 ] RADICAL DREAMERS

ボクの現在の心境を一言で書き示す事の出来る表現を探している内に、
『クロノ・クロス』の雛形となった作品『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』というタイトルが
思い浮かんだ。此の期に及んで「自分探しの旅」とは、何とまあ片腹痛い事だと
お思いになられるかもしれないだろうが、二度のカウンセリングを受けて、そう感じた次第である。
 
「過去を脚色しているのではなかろうか、そんな自責の念に囚われ乍ら話している感覚がある」
そうカウンセラーに伝えた所、ボクの言葉はあくまで「今」だから、という返答を下さった。
 
大阪から東京へと引っ越した、あの瞬間にボクは内気な性格に方向付けられていたの
かもしれないと、幼稚園年長組時代に遊んだ友人が特定の一人だけだった事、
病弱で然程通園していなかった事、園長から特別の配慮を受けていた事等を挙げ乍ら、
ボクは更に過去を振り返った。
 
小学生時代、言葉の「いじめ」に苦しんだ事実はある。然し乍ら、今思い返してみれば、
童謡『サッちゃん』と、アニメ『ポケットモンスター』の存在を、
ボクは「プラスに捉える」事が出来ず、結果として「執拗な非難」に遭ったのである。
決して其の作品が悪いのではなく、ボクが悪いのだ。
 
ボクは、コミュニケーション能力に欠けているのではないか。
其の様に考える一面もあるにはある、然し、ボクの級友は恐らく首を傾げるに違いない。
 
小学校から高校に至るまで、児童会・生徒会に参与し続けてきた事も、
また自分の一面であるからだ。必然的にあらゆる人とのコミュニケーションは取らざるを得ない、
其の事を考えると、コミュニケーションの機会を欠落させていたから不得意だ、という論は
否定され得るのではなかろうか。結局、今の自分を言葉で構築する境地に到らなかった。
 
初めてのバイトの面接で「君の様な能無しは他にも沢山居るから、
君を特別に選ぶ必要性が無い」という言葉を受けたボクは、正直な所、ショックを受けている。
其れは、残念乍ら現在も引き摺っている・・・気持ちの転換が苦手なのだろう。
 
ネガティヴ思考である。とことんネガティヴ思考である。プラスの面を受け取らないのか、
という質問に対して、ボクはマイナスの面の方が重要だと感じるから、と、返した。
自分では思ってもいなかった「他人から観た自分」も、普く自分である、だからボクは、
悪い事ばかりを記憶して、独りだけで解決しようとして、何度も何度もパンクさせていた。
 
顕著に表れたのは中学二年次の事だったか、自殺を嘆願したボクに、
母は大粒の涙を流し乍ら凄まじい形相で、黒光りする包丁をボクの手に握らせようとした。
ボクは、もう何が何だか判らなくなって、自殺を諦めた。怖かった、其の一言に尽きる。
母は恐らく、「絶対に息子を死なせたくなかった」から、此の様に必死になったのだろう。
 
本当に死ぬという意味については、明らかに母の方が良く知っている・・・。
 
ボクは完璧主義者に成りたくないという意味で完璧主義者である。
失敗すると、人一倍に悔やむ。悔やみに悔やみ、対処出来なくなった事も屡有った筈だ。
そして、成功し続けて人から高評価を受け続ける事も、また其処迄好きではなかった。
ボクは何時しか、計画的に「何処で的確に間違えるか」を考え始める様に成っていた。
然し、失敗すると、人一倍に悔やむ。悔やみに悔やみ、対処出来なくなった事も屡有った筈だ。
此の繰り返しである。
 
「積極的且つ受動的」という肩書きを、ボクは高校時代から使い始めた。
枠の中に入る迄は消極的であるが、枠の中に入ると積極的に成る、という意味である。
 
今、ボクは確かに自分の好きな事を学んでいる、だが、一寸先は闇である。
止め処無いこういったアンビヴァレントな心理状況を、ボクは「ラジカルな未来性」と重ねる。
 
.....ふふっ、ボクは一体、何を書きたかったのだろう? 何を描きたかったのだろう?
 
みとせのりこ - RADICAL DREAMERS ~盗めない宝石~
 
幼い手につつんだ ふるえてるその光を
ここまでたどってきた 時間のふちをさまよい
 
さがしつづけてきたよ 名前さえ知らないけれど
ただひとつの想いを あなたに手渡したくて
 
歴史(とき)は愛も痛みも 深く抱きとめ
消してゆくけど わたしは おぼえている
ずっと・・・
 
わたしの胸のおくに いつからか響いていた・・・
夜露のしずくよりも かすかなささやきだけど
 
凍てつく星の闇へ 紡ぐ祈りが
遠いあなたのそらに 届くように・・・
 
歌・作詞:みとせのりこ, 作曲・編曲:光田康典

2010年11月6日土曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 9 ] Ветряная мельница

前回の更新から、約二週間近く経ってしまいました・・・。三日坊主の域を
脱していない、豅少年の愚弄の極致、自分としても戒めておかねばなりません。
 
そもそも、当雑記『豅蟠谿壑(ろうばんけいこく)』は、ボクの所属する大学の漫画研究部の
サイトで隔週金曜日に執筆していた同タイトルの掲示板から、そのタイトルを
引き継いだものであります。それを絶やすのは惜しい…と思いますので、此処に
2010年11月6日(日曜日)より、隔週週末の更新を目標に、軽執筆活動を営む事を誓います。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
前回使っていた手記と違う点の一つに、当手記には動画を添付する機能があります。
それを用いて、今回は最近になってボクが注目し始めている、
ロシアのフォークロックバンド「メリニツァ(Мельница)」について紹介したく存じます。
 
先ずは、そのライブ映像から。
 
▲メリニツァ『オーバラチェニ(狼男)』
 
Мельница - Оборотень
 
Что ни вечер, то мне, молодцу,
Ненавистен княжий терем,
И кручина, злее половца,
Грязный пол шагами мерит.
 
Завихрился над осиною
Жгучий дым истлевшим стягом;
Я тоску свою звериную
Заливаю пенной брагой.
 
Из-под стрехи в окна крысится
Недозрелая луна;
Все-то чудится мне, слышится:
Выпей, милый, пей до дна!...
 
Выпей - может, выйдет толк,
Обретешь свое добро,
Был волчонок - станет волк,
Ветер, кровь и серебро.
 
Так уж вышло - не крестись -
Когти золотом ковать,
Был котенок - станет рысь,
Мягко стелет, жестко спать!
 
Не ходи ко мне, желанная,
Не стремись развлечь беду -
Я обманут ночью пьяною,
До рассвета не дойду;
 
Ох, встану, выйду, хлопну дверью я -
Тишина вокруг села -
Опадают звезды перьями
На следы когтистых лап.
 
Пряный запах темноты,
Леса горькая купель,
Медвежонок звался ты,
Вырос - вышел лютый зверь.
 
Выпей - может, выйдет толк,
Обретешь свое доро,
Был волчонок, станет волк,
Ветер, кровь и серебро...
 
ソースは[ http://polbu.ru/songtext_r/Meljnitsa___Oborotenj.htm ]です。
 
最近は如何やら、リアルファー(尻尾)を腰や鞄等に提げるというファッションが
日本で流行しているそうですが、このライブではギタリストが附けています。
中盤・最後の「オオカミの遠吠え」では、観客も一緒に遠吠え(!) 人気のバンドのようです。
 
メリニツァ(Мельница, 原音に近いカナを置くなら「ムィエーリニツァ」)とは、
風車の事。ヴォーカルはナターリヤ・オーシィ(Наталья О’Шей)、
何とこの女性は、言語学(ケルト語、印欧語)で博士号を取得している言語学者でもあります。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
彼女が歌う曲の中には、『指輪物語(The Lord of the Rings)』の著者として知られる
J・R・R・トールキン(J. R. R. Tolkien)や、アクメイズム(Акмеизм)運動の
中心人物であった作詩家ニコラーイ・グミリョーフ(Николай Гумилёв)らの
書いた詩に曲を附け、歌い上げたものも多いです。以下はその例であります。
 
▲メリニツァ『ズメイ(一部のスラヴ神話に登場するドラゴンの一種)』
 
Мельница - Змей
 
Ах, иначе в былые года
Колдовала земля с небесами,
Дива дивные зрелись тогда,
Чуда чудные деялись сами.
 
Позабыв Золотую Орду,
Пестрый грохот равнины китайской,
Змей крылатый в пустынном саду
Часто прятался полночью майской.
 
Только девушки видеть луну
Выходили походкою статной,
Он подхватывал быстро одну,
И взмывал, и стремился обратно.
 
Как сверкал, как слепил и горел
Медный панцирь под хищной луною,
Как серебряным звоном летел
Мерный клекот над Русью лесною:
 
"Я красавиц таких, лебедей,
С белизною такою молочной,
Не встречал никогда и нигде,
Ни в заморской стране, ни в восточной;
 
Но еще ни одна не была
Во дворце моем пышном, в Лагоре -
Умирают в пути, и тела
Я бросаю в Каспийское море.
 
Спать на дне, средь чудовищ морских,
Почему им, безумным, дороже,
Чем в могучих объятьях моих
На торжественном княжеском ложе?
 
И порой мне завидна судьба
Парня с белой пастушеской дудкой
На лугу, где девичья гурьба
Так довольна его прибауткой..."
 
Эти крики заслыша, Вольга
Выходил и поглядывал хмуро;
Надевал тетиву на рога
Беловежского старого тура.
 
ソースは[ http://polbu.ru/songtext_r/Meljnitsa___Zmej.htm ]です。
歌詞はグミリョーフ『ズメイ』を引いたもの其の儘に、しっとりと歌い上げています。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
最後に、シンガーソングライターとしての彼女を紹介しましょう。
4thアルバム「ゾフ・クローヴィ(Зов крови, 血が呼ぶ)」より。
 
▲メリニツァ『ドゥラコーン(竜)』
 
Мельница - Дракон
 
Позабытые стынут колодцы,
Выцвел вереск на мили окрест,
И смотрю я, как катится солнце
По холодному склону небес,
Теряя остатки тепла.
 
Цвета ночи гранитные склоны,
Цвета крови сухая земля,
И янтарные очи дракона
Отражает кусок хрусталя -
Я сторожу этот клад.
 
Проклинаю заклятое злато,
За предательский отблеск тепла,
Вспоминаю о той, что когда-то,
Что когда-то крылатой была -
Она давно умерла.
 
А за горами, за морями, далеко,
Где люди не видят, и боги не верят.
Там тот последний в моем племени легко
Расправит крылья - железные перья,
И чешуею нарисованный узор
Разгонит ненастье воплощением страсти,
Взмывая в облака судьбе наперекор,
Безмерно опасен, безумно прекрасен.
И это лучшее не свете колдовство,
Ликует солнце на лезвии гребня,
И это все, и больше нету ничего -
Есть только небо, вечное небо.
 
А герои пируют под сенью
Королевских дубовых палат,
Похваляясь за чашею хмельной,
Что добудут таинственный клад,
И не поздней Рождества...
 
ソースは[ http://polbu.ru/songtext_r/Meljnitsa___Drakon.htm ]です。

2010年10月25日月曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 8 ] 食っちゃ寝

本日は、何もしておりません。
食べる・寝る事の他に、書くべきものはありません。

全く以て、稀有な日でありました。
尚且つ、安寧の日でありました。ありがとう。

2010年10月24日日曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 7 ] 羽田空港新国際線旅客ターミナルビル訪問

土曜日正午頃の大学帰りにコールがあり、ポケモンセンタートーキョーに
足を運んでみると、オンライン・オフライン共に
仲良くして頂いている四名の先輩方が待ち構えて居らっしゃいました。
 
対面した時にボクは、何を申し上げれば好いのか判らずにただ、
御免なさいと言って頭を下げる事しか出来ませんでした。
 
そうこうしている内に、其の仲間の輪の中心へと誘われ、どれだけ心配している事か、
焦り過ぎる必要は無いのだ、等と励ましの言葉を一身に浴びました。
 
強気を皆目見せなく成り、ズタボロの精神を剥き出しにしていたボクにとって、
此の上無い心の癒し、慰めでありました。今でも感謝の念で一杯であります。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
さて、一行は其の後、浜松町から東京モノレールに乗って羽田空港に開いた
新しいターミナルビルへと向かいました。東京モノレールに乗り込むのは
此れが二回目で、中学時代の社会見学でANAの整備工場を訪ねた時以来の事でありました。
 
車窓から見える港の光景は、住宅街に住むボクにとっては想像のし難い世界でありまして、
全く以て、何が何なのか分からないというのが本音でありました…
 
そうして羽田空港新国際線旅客ターミナルビルに到着し、出発ロビーに足を踏み入れるや否や、
風を感じるかのような開放的空間が目の前に広がりました。
 
緩やかに波打つ天井パネルが、ロビーの中心線を軸として左右対称に
広がっており、ロビーのエントランスから旅の高揚感を
掻き立たせてくれるようなインプレッションをボク達の中に醸し出して来ました。
 
ロビーの奥側にはデッキへと繋がる昇降口があり、其処からは此れ迄のコンテンポラリーで
ビジネスライクな空間から一変して、トラディショナルな空間となっておりました。
 
敢えて道幅を狭めて梯子のし易い環境を提供しつつ、
見上げれば日本の下町の薫り漂う、アジア的なショッピング兼フード街でありました。
 
更に奥へと歩を進めると、滑走路を見渡せる展望台へと出ました。
子供連れの家族が数多く散見され、フェンスは人でぎっしり。
ボクは其の後ろで、ぼんやりと飛行機の様子と、子供達の感激を見守っておりました。
 
帰路は京急鉄道、新宿まで飛ばして貰い、
西武新宿へと歩いて今回の訪問を終えたのでありました。

2010年10月23日土曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 6 ] IN THE NAME OF BAKUTANI

> 一先ず、一週間継続するか、試してみる事にする。
> 維持出来なかった場合は、マイミクシィの方々から創作のリクエストを受け付ける。
(2010年10月17日付、雑記『豅蟠谿壑』 - [ 1 ] 彷徨変異)
 
上記の「罰ゲーム」を考案した当初に想い描いていた自分の姿とは可也異なる形ではあるが、
mixi日記の更新を一週間継続する事が出来なかった為、マイミクシィの方々から
創作のリクエストを受け付けるという「罰ゲーム」を発効する。当エントリーの
コメント欄にリクエストを書いて送って頂ければ、可能な限り実現の為に尽力する所存である。
 
如何いう形で達成出来なかったのかを説明すると、金曜日はtwitterのボクのメインアカウント: @wssnschftsdrchを介して知り合ったfollowerさん達と、"jubeat knit突発オフ in 池袋"に
足を運び、其の帰りが日付変更線を跨いでしまった為に、期限迄に日記を執筆出来なかった、
徒、其れだけの事である。其れでも、決めた事は実行せねば為らないだろう。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
そもそも、未だ風邪の完全には治り切っていない状態で、何故其の様な場所へと赴いたのか、
キチンと弁明する義務がボクには生じていると感じている。好し、話をしよう←ルシフェル風
 
久方振りの季節風邪はずるずると尾を引いて、医者に掛かろうとするにも、
冬季インフルエンザの予防接種シーズンの人集りの為に大幅に時間を取られて、
其の日の講義は休まざるを得なかった。
 
頭の中が如何もぼうっとして、自転車を漕ぐボクは危険な運転を繰り返した挙げ句に対向車を
避けようとして、誤って電信柱に己が左腕を激突させ、遂に(軽い)外傷を負ってしまった。
 
更には、使い始めて二週間の大学鞄が壊れ、其の事に因って狂った時計の針を
是正出来ずに、本来ならば間に合う筈だった電車を間に合わないものとさせてしまった。
 
そして何より、深い眠りに入る前に、身体が勝手に満足してしまい、三時間足らずの睡眠で
目が覚めてしまうという、此迄には経験の無い睡眠障害が発生した事は、衝撃だった。
 
一つ一つは其れこそ、些細なアクシデントであったり、矮小なインシデントであったりする。
然し乍ら、其等が何度も何回も、注意を十二分に払っていたと思っていても尚、
"連続して立て続けに起こっている"状態に陥ってしまうと、ボクの様なへなちょこな
精神をした者は忽ち、其の心を凄惨たる外傷を以て疼かせていってしまいがちである。
 
即ちボクは、すっかりネガティヴ思考の虜となっていたのである。
 
だが、其の様な状況の中に上記オフ会の通知が流れ込んで来たのであった。
ボクが其処に飛び込んで行った理由には、確かに交流の為であった事に間違いは無いが、
本質的な意味からすれば違い、「風邪」よりも症状が重くなっていた此の「精神の病」を、
如何にか落ち着かせたかったからなのである。
 
オフ会参加者の皆様方に関しては、或る意味では非常に申し訳無い事をしてしまっただろう、
それでも、ボクは今回のオフ会に参加出来た事を感謝している此の胸の内を、
こうして公言したく思った。そして、ボクに対して「普通」に接して下さった事も、嬉しかった。
 
幸いな事に、風邪の悪化のサインは出ていない。少なくとも、心が温まったのは事実である。
無論、現在も滅法苦しい想いを抱いているのだが・・・釈然としない理由で、である。
 
それでも、嬉しい気持ちを持っているという事自体が、この苦痛と形容する他に無い
一週間の中で、燦々として珍しくも輝かしく、ボクを仄かに照らしてくれていたのだ。
 
お会いした八名には、本当に感謝している。誠心より、有難うという言葉をお伝えしたい。
 
※2010年10月23日日付、雑記『豅蟠谿壑』 - [ 7 ] 羽田空港
新国際線旅客ターミナルビル訪問は、明日(2010年10月24日に)執筆する予定であります。

2010年10月21日木曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 5 ] ΨΥΧΗΣ ΙΑΤΡΕΙΟΝ

突如ボクの身を襲った病が為に、本日予定していた
チェコの或る世界遺産についての研究発表を、他のゼミ生の発表との兼ね合いから、
12月9日まで延期させて頂くという大恥辱を曝してしまった。
 
...其の他に、本日書き留めて置く可き題材を創出出来ないでいる次第である。
 
出席票(ポータルサイトから出席票のデータをダウンロードするという、
特殊な方式の講義である)を今回で二度続けて忘れてしまい、
其の失態を憂いたボクは、以下の様に書き殴った。ドゥードゥルでも構わない・・・。
 
(i) n=1の時, 命題Qは成立する事を証明する.
[ 省略 ]
 
(ii) n=kの時, 命題Qは成立すると仮定する. 此の時, n=k+1でも成立する事を証明する.
[ 省略 ]
 
同じ事柄が二度連続するだけで、ボクまでもが三度目を想起してしまうのは、
至極一般的な事であるからして、自分にとっては尚更屈辱的なファクターである。
 
然し、帰納的に得られた法則は、論理学的には普遍性を持たないのだという事を
今回の講義で取り扱ったからには、此の極めて安易な数学的帰納法が成立しない様に
ボクは襟を正さなければならない。
 
 
ياتي يوم يطوى يوم يغدو ماض او خيال
一日が来て、一日が過ぎる それは唯の過去か唯の想像と化してしまう

2010年10月20日水曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 4 ] なんか陰鬱な日記になっていまいか

平日に風邪をこじらせた際、ボクの場合は大抵、無理を圧して週末まで通常通り学校へと赴き、
土日を利用して高熱を記録したり嘔吐したりして無理矢理治すという手法を取っておりましたが、
今回は「超」の接頭辞を付けても好い位大事を見て、自宅療養に徹する事に致しました。
 
其の甲斐有りまして今はかなり症状が軽くなりましたが、黄昏時頃帰って来た母に開口一番
「如何して講義に出席しなかったの」と咎められる所となりました。
ボクが皆勤である事が母の誇りとなっている旨を聞いて、
愚鈍なボクは少なからぬ疑問符を母に投げ掛けてしまいました。全く以て不甲斐無い...
 
小児喘息(気管支喘息)を患い、数ヶ月に及ぶ入院を経験した事がありますが、退院後の
アフターケアで「ほぼ完治したと言って良い」という医者のお墨付きはもらっているものの、
気管支炎に罹ってしまう事に因って喘息を再発させる事が有り得るという事を鑑みて、
縦(たと)え「放って置いても治るだろうに」と思われても、個人的には心の処方箋となりました。
 
それにしても、今日は本当に時間がゆっくりとしていた様な気が致します。
ぼちぼちと此のブランクを埋めてゆく作業に取り掛からなければなりませんね。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
以下は、前々回に書いたドイツ語文の私訳です。
 
九月初めの東シナ海に在る両国によって権益を主張されている諸島付近に於ける日本の海上警備隊に因る中国人船長の逮捕が此処数年来の日中間の最も難しい外交的紛糾を惹起した後に、日本と中国は最終的な歩み寄りを図っていた。
 
ポイントの解説
 
die Festnahme eines chinesischen Kapitäns durch die japanische Küstenwache nahe einer von beiden Ländern beanspruchten Inselkette im Ostchinesischen Meer
副文の主語 die Festnahme(逮捕) を修飾する言葉は此れだけ長く続いております。
einer von beiden Ländern beanspruchten Inselkette は冠飾句です。
 
das schwerste diplomatische Zerwürfnis zwischen Tokio und Peking seit Jahren
副文の述部にある Tokio(東京) と Peking(北京) は、
此処では「日本政府」・「中国政府」の意味で使われております。

2010年10月19日火曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 3 ] 無理をした覚えが無いのに

乾いた咳に微熱、全身に亘る筋肉痛に、止まらない鼻水。
コレ正に「風邪」、病原を突き止めた者にはまず間違い無く
ノーベル賞級の栄誉が与えられるであろう、風邪。

流石に此の状態では日記に書く内容に拘る体力が伴っていないが、
翌日のドイツ語作文ではHausaufgabeとして日記の執筆が課されていて、
出席をするならば、其れを執筆する事を避ける事など出来ないのである。

Natürlich ist das leicht, weil ich nur es schreiben muss, dass jetzt ich krank bin.

2010年10月18日月曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 2 ] sich4 um et4 bemühen

喉の痛みが全くと言って良い程取れず、のど飴の消費量が跳ね上がっている次第であります。
当頁を執筆する目下のボクは更に、激しい運動をしていないにも関わらず悲鳴を上げる
諸関節の痛みと、意識下で邪魔を働いて鬱陶しい事此の上無い鼻詰まりとを兼ね揃えました。
 
恐らく、此等は風邪の初期症状でありましょう。
風邪薬の副作用である睡眠導入とお腹の弛みを堪えながらの一週間と成りそうであります。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
二回生後期の時間割で、最も過酷な日程と成っている曜日は月曜日、そう、本日です。
 
初級フランス語読解、初級ラテン語文法、そして中級ドイツ語講読演習という、
予習有りきの語学が三種も連続するという、「好きでなければ先ず組まない」部類の、
厳しいスケジュールを教務課に申請していたという所であります。
 
然し乍ら、本日は更にボクの所属する漫画研究会の、大学の文化祭で発刊する部誌への
原稿提出の最終締切日でもあった為に、「自主的に受けている(単位は貰えない)」
フランス語の講義を「自主休講(即ち欠席, ボクの出身高校に於けるターム)」するという、
謂わば禁じ手を使ってしまいました。コレで二回目であります...
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
ボクのラテン語の文法知識は、正直に申しますと、講義の進行から可也引けを取っております。
 
教科書は、大学のラテン語教育では定番の中山恒夫著『標準ラテン文法』白水社を
使用しておりますが、コレが中々頭に入って来ないこと...
そろそろ劣等感すら抱き始めても可笑しく無い状況に陥りそうで、只ならぬ恐怖を抱く次第です。
 
今回の講義では不定法と数詞を勉強致しました。
"centum septuāgintā tria mīlia octingentī duodēsexāgintā (CLXXMMMDCCCLVIII)"...
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
ドイツ語の講義は週四駒入れておりますが、
個人的に最も大変で尚且つ最も面白い講義が、月曜日の中級ドイツ語講読演習であります。
 
今回のお題は、
„China wettert erneut gegen norwegisches Nobelkomitee“
„Perfekte Rettung im Chile“
 
「中国、ノルウェーのノーベル賞委員会を改めて罵倒」、「チリに於ける完全なる救助」・・・
即ち、時事問題のニュース記事を此の講義では読解の対象として取り扱っているのですが、
題目が時にEUの問題であったり、時にドイツの問題であったりとバラエティに富み、
個人的には非常に良い刺激を此の講義から受けていると共に、三回生・四回生レベルの
ドイツ語を二回生乍ら、それも少人数演習の為に義務は普遍的であるからして、
非常に良い緊張感を此の講義から被っている次第であります。
 
まあ、今回のお題目は当頁に特別紹介する価値を見出せないので、触れないで置きます。
一つだけ、遣り甲斐が有った文章を下記して置きますので、
ドイツ語を勉強されていらっしゃる方々は是非、挑戦してみて下さいませ。
 
Japan und China hatten sich zuletzt um eine Annäherung bemüht, nachdem die Festnahme eines chinesischen Kapitäns durch die japanische Küstenwache nahe einer von beiden Ländern beanspruchten Inselkette im Ostchinesischen Meer Anfang September das schwerste diplomatische Zerwürfnis zwischen Tokio und Peking seit Jahren auslöste.
 
ポイント: 副文の主格(1格)と対格(4格)の分かれ目は何処か?

2010年10月17日日曜日

雑記『豅蟠谿壑』 - [ 1 ] 彷徨変異

正直な所、ありとあらゆるものを滞らせている気がしてしまうのだが、
ボクは以前のボクと比較して明らかに、遥かに多く、情報を受信したり送信したりしている。
であるからして、決して豅という名のドラゴンは殻に篭っている訳ではないのである。
 
然し、普くボクは埋没している様な気がしてならない。
ボクは尋常ならざる焦りを抱いていて、それが様々な念を想起させて、
開放的且つ閉鎖的というアンビヴァレントな空間を形成している。
 
ボクは、それを如何にかして打破したい。
 
人間界で生活してゆく為の飛行訓練を始めなければならない・・・のだが、
ドラゴンハートを未だに成熟させていない事が喫緊の問題となっている。
現在に至る迄に、一体どれだけの家族と仲間の援けを頂いたのやら、つくづく竜として失格だ。
 
だが、諦めずに一歩一歩進む事を大事にして生きていきたい。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
・・・そんな、他愛も無い文章を常々綴ってみたかった。
 
絶賛放置中の旅行記は『学問竜WEBLOG』にて今後執筆してゆく事となるだろうか。
取り敢えずの今のヴィジョンとしては、此処『豅のミクシィ日記』は、
此の様な簡単な文章を出来得る限り毎日書き連ねる事を方針として掲げる事にする。
 
文体は自由。今回の様に「である」体の時もあれば、「ですます」体の時もあろう。
要するに、毎日其の日に思った事を簡易的にテキスト化する習慣というものを体験してみたい。
 
一先ず、一週間継続するか、試してみる事にする。
維持出来なかった場合は、マイミクシィの方々から創作のリクエストを受け付ける。

2010年10月1日金曜日

見て下さいこのブログの放置っぷり! まさに外道

"jubeat knit"はじめました

楽曲のノートやリズム等々に合わせて、縦横4x4の16個のパネルを
タイミング良くタッチする、所謂"音ゲー"の一つであります。

こっそりと手を加えていたのですが、中にはお気付きの方も居らっしゃるやもしれません、
当ウェブログの左下部に"jubeat knit"のウェブログパーツを貼付しましたので、参考までに。

◇ ◆ ◇

ボクが今まで敬遠してきた「ゲームセンター」で、今までプレイした事の無い「音ゲー」の
世界に、先月、飛び込んで行った理由には幾つか挙げられます。

先ず一つに、友人からのラヴコールがあった事。
コレ無しには、個竜的なゲームセンターへの入場すら為されなかったのかもしれません。

二つ目に、外出を促進したいという欲求を充たす事。
ゲームセンターを介したコミュニケーションを通じて、元より気に懸けていた方向音痴と土地勘を
培いつつ、ホームに篭って蟠りがちで「白い」自分を、成る丈長く外界に触れさせたいのであります。

三つ目は... より重みを増してゆくこのストレスの対処法の一つとして位置付ける事。

読書や映画鑑賞は好きですが、ボクの場合、まだまだ作品へのアインフュールングに慣れておらず、
事後、達成感と共に精神的な疲弊感を感じてしまう節が残っているので、
ベストとはならないのであります。個竜的、学問的、社会的不安に向き合う姿勢も大切でありますが、
余りにも莫大過ぎる現在の情勢を鑑みて、一時の享楽に身を投じる事も
またベターな選択なのかもしれないという想いを抱くように成り、遂に手を触れる所と成りました。

むむむ... 三つ目の理由は説明する事が難しい限りであります(汗 "jubeat knit"で鬱憤を晴らしたい
という意味では無いのです、俗に云う「お友達に成りたい」のであります。好い表現とは言い難いですが・・・。

◇ ◆ ◇

何はともあれ、"jubeat knit"(因みに「ユビート ニット」と読む)を嗜み始めたのは事実でありますので、
これからスキルアップを目指してマイペースに頑張って行く所存であります旨、お伝えします。

ボクの記憶する限りでは確か、"jubeat knit"の各曲のスコアの照会は有償サーヴィス。
そこで、自分で可能な限りスコアカードを付けておく事に致します。※copious現在では無償

2010年8月25日水曜日

ばくたに北海道&東日本旅行 1日目(1) [02]

大阪府に生を受け、阪神淡路大震災の翌年に東京都に越してきた豅少年。
国立駅からの船出は幾度と無く経験したものではありますが、
今回ばかりは特別な心境を以て、駅構内へと"合宿の荷物"を背負いながら進入しました。
 
・・・今回の旅の"引率"者、キュウコン(冬風)先生との待ち合わせ。
コンコースで二匹は面会し、バクフーンは軽く会釈をしました。すると、
 
「豅君、君、"何"で(駅構内に)入って来たの? 券(チケット)買ったの?」
 
初っ端(しょっぱな)から遣らかしてしまいました。今回の旅に必要不可欠であった、
肝心の「北海道&東日本パス」を購入せずに、PASMOを翳して
するりと入ってきてしまったのであります。慌てて駅員に事情を説明し、130円をロストして
券売機の前に立ち、トラブルはあったものの無事に券を手に致しました。
 
因みに、キュウコン先生は、ドジっ仔バクフーンが前日の夜にtwitterにて
『先程からずーっと荷造りに思い悩ませているばくたに へたくそすぎる。゚(゚^o^゚)゚。』
という呟きを最後に音信を途絶えていた事に際して、
「きっと遅れて来るだろう」と予想していたそうであります。其処だけは死守しました...!
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
さて、橙電車とは呼べなくなった中央線に暫し揺られて国立駅から西国分寺へと移動し、
其処から二匹は"東京行"の武蔵野線に乗り換え、武蔵浦和駅に向かいました。
 
武蔵浦和駅へは[ http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479386364&owner_id=26354029 ]で
赴いた事がありましたが、今回は其の更に・・・いや、遥か北を目指したのであります。
 
フォト
▲"合宿の荷物"と、住民票の写し等々を入れる国分寺市市庁発行の紙袋。
   此の中に旅の栞を入れて、常に確認していた。(撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
埼京線に乗り換えて、大宮(埼玉県)に辿り着けば、いよいよ関東北部の域であります。
兎さんのご助力をタイミング好く受け賜りまして、栃木県の県庁所在地・宇都宮の駅に到着。
※兎さん = 快速ラビット
 
そして此処から、本州の北の果て・青森県の八戸駅まで延びる東北本線をなぞる
二日間が始まったのであります。おっと、東北本線の盛岡駅と八戸駅の間に
IGRいわて銀河鉄道が在る等々の、事濃(こま)やかな話は、此処ではナシでありますよ。
 
フォト
▲(多分)黒磯へ向かう電車。(撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
此処で一つ。我が市では、地主の高齢化と宅地再開発の波で、次々と喪われて逝く緑が、
辺り一面にこんなにも豊富に見受けられるという事が、都市近縁の住宅地とは云え、
"都民"のボクにとっては、其等が一層の事煌びやかに見えた次第でありまして、そんな
羨ましく思う念がいよいよ絶えなくなってくるようになるのも、此の通過点からでありました。
 
黒磯駅に到着した所で、今回の旅で初めての途中下車をしました。
キュウコンさんは先日まで使用されていた青春18きっぷを改札口の駅員に提示して、
一方のバクフーンは早速北海道&東日本パスの"効果"を試し、駅構外へ。
 
フォト
▲黒磯駅の駅舎。(撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
フォト
▲黒磯駅周辺。(撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
旅を始めて未だ三時間程度しか経過しておりませんでしたが、
見慣れている国立駅と比較すれば、明らかに駅の近隣の様子はまるで違っておりました。
 
さあ、次の目的地は東北地方最初の県・福島県の郡山駅です。
 
フォト
▲黒磯駅 4番・5番ホーム 東北本線下り 郡山・福島方面の電光掲示板。
   (撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
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ばくたに北海道&東日本旅行 0日目 [01]

九月に母校である某N高のイラスト研究部のブースにて無償で頒布する、
同部OG・OBによるイラストレーション同人誌の原稿を、何とか無事に送付しましたので、
これよりぼちぼちと旅行記を綴っていきたく存じ申し上げます。
 
さて、旅行の初日を語る前に、少しばかりかその前日の事を書きましょう。
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
旅行の荷造りを本格的にやり進めていると、いよいよだなあという思いで一杯になります。
とは言え、豅少年にとってコレが初となる、親許を離れての旅行です。部活動の合宿で
長野や山形に宿泊した事はありますが、今回ばかりは勝手が違うように感じられました。
 
先ず、ボクの手元には外枠の確りしたトランクケースが生憎ありませんで、
何時ぞやの合宿のような荷物となる事は、目に見えておりました。
部屋の大掃除も並行していた事はさて置いて、先述の件からか、作業は中々完了せず・・・
 
当初の予定では早めに寝る所を、翌日の一時位にまで流れるように終了させて、
取り敢えずの仮眠を摂る所となりました。必要最小限の筆記用具と生活用具はまだしも、
八日分の衣服を詰め込んだ事は、其の先の行動をそれとなく制限する要因となりました。
 
親も子も、初めての事に対しては極端に懸命になるようであります。
即ち、もう既に此の時点で明日の教訓を作ってしまっていたという訳であります(汗
 
 
 ◇ ◆ ◇
 
 
フォト
▲国立駅北口。(撮影者: 豅リリョウ, 2010年8月5日撮影)
 
睡眠時間は凡そ三・四時間程度でしたか、傍から見れば明らかに重そうに見える
荷物を背負う者にとってはやや睡眠不足の状態で、而して旅の興奮の
冷め遣らぬ面持ちで、仰々しく車で送迎されて、旅の第一歩を歩み始めました。
 
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2010年8月2日月曜日

大学が夏季休業に入った事をお知らせするだけの書き込み

タイトルの通りです。
 
うわあ、すっきりしているなあ(汗 取り敢えずの所は今の状況の事を述べねばならないと
思しましたので、此処に新しい記事として書き出した次第であります。
 
因みに、今週の木曜日(2010年8月5日)から一週間、電車旅にお出掛け致します。

2010年7月31日土曜日

林逎西『機甲盤古』第柒巻を入手!

フォト

『機甲盤古』(きこうばんこ)とは、林迺晴(りんだいせい)氏による台湾の少年漫画作品です。
 
五年前から連載を開始し、現在も執筆を継続中という長編作品ですが、
長らく日本ではインターネットのごく一部(?)にしか知られておりませんでした。
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E7%94%B2%E7%9B%A4%E5%8F%A4
 
然し乍ら、現在では獣人・ケモノ界隈を中心に
それなりに認知度が高まってきているようであります。
 
フォト

さて、台湾の出身である母が先日、一週間の帰省から戻られました。
その際に、私事ながら頼ませて頂いていた単行本の第七巻を購入してきて貰いました。
 
感謝、感謝であります。
 
台湾人と日本人のハーフでありながら、中国語の教育を受けなかった為に、
ボク自身は完全に日本人化してしまっておりますから、細かい内容までは解りません。
ですが、流石は漫画という情報媒体、話の筋は手に取るように解ります。スゴイ!

私は「気付きたい」

・・・常々、ボクは「気付かない」。
 
一時間強の電車の乗車時や、講義中等々に於ける携帯電話の突然の着信音は、
周囲のヒトに迷惑を被ってしまう他に、ボク自身も其の対応に甚だ苦慮し、
赤面してしまうだろう、其の懼れが在るから、常時サイレントマナー(無声・無振動)モード。
 
然し、気付かない。大事な時に、その大事な事を発見出来ない自分が居る。
 
声に出して話す、自分の想いを文章に著す、伝えたい気持ちを音楽にする、
想い描いた情景を絵画にする、其の他諸々の、数多のコミュニケーションを愛している。
そして其の根幹に、ヒトが存在している事を海馬に記憶させてある。
 
然し、気付かない。大事な時に、その大事な物を発見出来ない自分が居る。
 
ヒトを傷付けてしまった事は、傷付けてしまった相手も然る事乍ら、
自分にとっても尋常ならざるショックだった。何度も経験している筈であるのにも関わらず、
一向に改善しないのは、矢張り努力が足りないからなのであろうか。
 
・・・此の文章を書かせるよう、ボクを駆り立てるもの達の、
要素の一つがボクの"不完全な完璧主義"であろう。
一つの失敗は懲役十年に値する、そんな気がして憚らない、得の無い主義・思想。
自分の琴線を劇烈に磨耗し、自分の心臓を殊更に緊縛する。
 
救い様の無い竜獣人(にんげん)とはボクの事だ・・・と、此の数ヶ月何度も悩み悶えた。
声に成らない叫びを如何しても書いて置きたかったから、「此れで締め」にしたくも思った。
 
だが、拙文の締めに書くべき事が一つある。
以上の文は、貴方の心の中に発生する可能性の有る"動揺"を、全く考慮していない。
 
だから重ねて書かねばならない、ボクが此の問題に真摯に向き合いたいという事を。
或る方の言葉を借りるが、"無自覚ってのが一番怖いし一番嫌"である。
 
私は「気付きたい」、世界の万象に、そして貴方の心象に。
相手を慮る気持ちは、此の身が骸と果てようとも忘れてはならない。
 
・・・嗚呼、ボクが誠心より真剣になると何時も、ボクの語彙がボクの想いを雲隠れにする。
アストライアの天秤は、ボクのテクストを如何御思いに為られるのであろうか。

2010年6月23日水曜日

書きたい事が多過ぎて、書けず仕舞いで忘却する

あまりに悲しい結末・・・ 目下の所、「るぎゃたにのはるやすみ」の完成(推敲を含む)と、
「ロトチェンコ+ステパーノワ展」、「東成田・芝山千代田・成田湯川駅巡り」の執筆、
及び、完全に放置してしまっているボクのホームページを如何にかしたいものであります!

2010年5月8日土曜日

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻

もう一ヶ月も前の事を回想しながら執筆する訳でありまして、正直な話、事細やかな記憶は
消え失せてしまっておりますが、「るぎゃたにのはるやすみ」の最終章であるからして、
書かない訳には参りません。そして此処で比喩表現を持って来る事によって、文学的な
前置きが完成するという我乍ら素晴らしく思う作戦も・・・今回に際しては挫折致しましたorz

この二週間後にまた再会する事となった冬風さん、そして彼と同じく鉄道ファンのL. A. S. さん
と共に、新宿駅近辺のステーキ屋でお食事会がしめやかに営まれました。

さて、極度の方向音痴で名高い豅少年が二匹(ふたり)に連れられてやってきた
このステーキ屋ですが、知る人ぞ知る、「ブラッキー」という銘柄の肉を使用したメニューのある
お店であります。ポケモン好き界隈では有名・・・であるかどうかは分かりませんが、
シュパイゼカルテ(メニュー)を開いて直ぐに目の当たりにした時の衝動をそのままに、
その「ブラッキー」を注文する事に決定致しました。(註: L. A. S. さんのポケソナはイーブイです)

こうしてヴルノーナとナハタラを前にして、談笑の構えを作った仔ルギアでありましたが、
正直黙り込み過ぎてしまってはいなかったかと反省をしている次第であります・・・。

鉄道以外にも日本各地の物事に造詣が深いこのお二匹(ふたり)、豅少年は解る範囲でしか
その話に突っ込めなかった節がありまして、自分の知識の無さを憂うと同時に、
お二方に気を遣わせてしまってはいなかっただろうかと・・・考え過ぎかもしれませんが>_<;

脂身が強く、ジューシーな味わいすら感じさせる「ブラッキー」、大変美味でありました。
普段はあまり牛肉を口にしないので、特別美味しく感じられたからかもしれませんが、
少なくともお二方と一緒に食べた事で美味しいものとなった事には間違いは御座いません。

では何も豅は話題を提供しなかったのか、と、問われれば、そういう事ではありません。
ボクからも少しばかり、言語に関する話題を振ってみた次第であります。

客観的に見れば決して"専門家"とは言えないような段階の識見だと思いますが、
そんなボクの話に真摯に耳を傾けて下さったお二匹(ふたり)には大感謝でありますm(_ _)m

はい、これにて「るぎゃたにのはるやすみ」は取り敢えずの完結を迎えた事となりますが、
このフォールゲ・ゼクスを執筆している時点ではまだフォールゲ・アインスが
完成しておりません>_<; 今後、何れの時にか、ひっそりと更新している事でありましょう。

此処までお読み下さり、誠心より、ありがとうございましたるぎゃ!

 ◇ ◆ ◇

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE EINS
2010年04月23日(金曜日)~2010年04月30日(金曜日)
[未完成]

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479207550&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479304086&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479386364&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1494105426&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1509993820&owner_id=26354029

2010年5月4日火曜日

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻

フォルゲ・ツヴァイ、フォルゲ・ドライの執筆から約三週間、そしてフォルゲ・フィーアの執筆から
約二週間 - その間に、ボクのPCではシステムクラッシュが発生したり、現在も続いている
インターネット接続トラブルが発生したりと、大変散々なオンライン・ライフを送っておりました。

同時に、改めて自分が"デジタル依存症"である事を痛感させられました。

ツイッターに限らず、此処ミクシィを始め、ピクシブやファー・アフィニティ、ディーヴィアント・
アート等のSNS(ソーシャルエリア・ネットワーキング・サーヴィス)の虜となっていた
豅にとって、共時性の剥奪は存外にも尋常ならざる影響を心理的にボクに及ぼしました。
「リアル」と呼ばれる世界での交友関係を、より深く感じ入る必要があるように思う次第です...

さて、うつてんさんとお別れして、遂にらんたさんと二竜(ふたり)となる事が実現しました。

アシッドさん、ろーさん、そしてうつてんさんと、ボクは其れ迄、ボクと同年代の方々と
お会いしてきたのでありますが、らんたさんとボクとでは年代を異とします。

インターネット黎明期より、ドラゴン系の個々のホームページは「ドラゴン・ウェブリング」で
かなり強固に繋がっており、「ドラゴン・スピリット」と「ドラゴン・インサイド」という
二大ドラゴン系サーバが、2000年代の前半まで稼動しておりました。・・・残念乍ら、
現在は何れも活動を停止しておりまして、個々のホームページは散り散りとなっております。

らんたさんは凡そ此の代でありまして、そのお言葉を聞く限りでは例えば「ドラゴニズム」の
十数年の系譜をご存知でいらっしゃるそうです。豅少年は本巻が第7から第10、
「レア・ドラゴニズム」が第1から第3と、竜界隈への参入が非常に後れていますから、
明らかにらんたさんはあらゆる面で先輩たる存在であります。

その様な方から「会おう」とボクにお声を掛けて下さった事は、本当に光栄な事でありました。

さて、「現在勉強している事に将来性を見出し難い」・「アルバイトをした経験が無い」・
「サークル活動に対して消極的である」・「地理感覚が全くと言って良い程無い」等々、
シャアも吃驚な豅少年の圧倒的な無知にらんたさんが唖然とされ乍らも(勉強します・・・)、
二竜は山手線を降りて上野恩賜公園をぶらりと周遊していきました。

そして新宿へと辿り着き、豅はらんたさんに「西の東武・東の西武」を叩き込まれながら
二竜は駅近くのエクセルシオール・カッフェへ入店。此処でドラゴン談話が開催されました。

・・・とはいえ実際には、社会の状勢なり、歴史を遡ったり、
サブカルチャーの話をしたり等々と、多方面に亘って談笑を嗜んでおりました。

お会いした当初は「自分は不釣合いなのではなかろうか・・・」と、とても不安に思って
おりましたが、意気投合する所もあり、勿論、叱咤激励される場面もあり、
豅少年という仔竜にとっては一度には消化し切れない濃密な時間を過ごす事が出来ました。

此の場を借りまして、改めて、本当にありがとうございました!
またお会いする日をぐるると喉を鳴らしながらお待ちしております。

PS: 「豅リリョウ」の系譜

ケモナーの方々の中には「幼少期から動物が好きだった」という方々が多い事と存じます。
然しボクの場合、現在の"竜獣愛好者"となるまでには幾つかのステップがありました。

小学生時代、ボクが多大なる感心を寄せていたものは地学・天文学でした。

「サッカーボール大の地球儀に画鋲を刺す時、実際の大きさ(比率)では何千メートルもの
穴が空く事になるのだ」・「地球に降り注ぐ日光は、太陽が約八分前に放出したもの」
等々、想像する事の難しい位にスケールの大きな話の数々が大好きで、図書室から
借りてくる本は決まって地学に関する本や天文学に関する本ばかりでありました。

所が中学生時代に差し当たると、民俗学や神話学に傾倒するようになっておりました。

夜空に輝く星々・星座の名前には、ご存知の通り神話が元となっているものが
沢山あります。児童向けの天文書籍にはそういった物語の一部が児童の興味・関心を
呼び起こさせる為かふんだんに盛り込まれていた事と存じます。

北欧神話やエジプト神話を中心に、使い始めたインターネットを活用し乍ら、
ある時は奇想天外で面白おかしく、またある時は人間性に抉り込む様な、
そんな種々(くさぐさ)の逸話を、個人的に繰り返し愛読しておりましたのであります。

えっと、こうしてつらつらと書きますと、如何にもボクが幼い頃から図書や文献に
大変親しんでいたのだなあとお思いになられるかもしれませんが、逆です。
「それ以外の図書はさっぱり読まなかった」と言う方が表現として正しい事と思います。

そしてもう一つ、現在のボクの興味は外国語に移っていて、
幼い頃の記憶は、惜しむべきか、かなりの量が流れ去ってしまっております....

話を元に戻しまして、幻獣(ファーベルティーア, Fabeltier)との出会いはそう、
神話や伝承を紐解いて行く中で、ドラゴンを始め、ペガサスやユニコーン、
ケンタウロスやミノタウロス、ニドヘッグやファーヴニル等々と生まれたのであります。

特に(最も安直かもしれませんが)ドラゴンが好きになりまして、
この「ドラゴン」という幻獣が豅少年をドラゴン創作の世界へと誘いました。

更にその「現実世界には存在しない動物」を足掛かりにして、
獣人(変身を行う・行わないに関わらず)が好きとなり、
現在はこの折衷の形で軽創作活動を地道に営んでおります。

当PSの締めの言葉として、此処に書いた文章の通りに順繰りと
興味が移り変わって行った訳ではございませんので、悪しからず。

 ◇ ◆ ◇

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE EINS
2010年04月23日(金曜日)~2010年04月30日(金曜日)
[未完成]

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479207550&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479304086&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479386364&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1494105426&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1509993820&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻

睡眠時間2hの身体で此の朝赴いた先は、東京都の北辺で接している埼玉県。
ご存知JR武蔵野線の「東京行き」に乗り込んで、待ち合わせ場所へと向かいました。
当時、埼玉県にて宿泊されていらっしゃっていたうつてんさんとお会いする為です。

何でもこのうつてんさんは、北の大地北海道まで単身ぶらり旅を敢行して、それから
ホームグラウンドへ戻って来ていらっしゃった所を、更に南へ足を「運んでもいいよ」と、
ツイッターの相互フォロワーからの面会申請を快諾して下さったという力のある御方。

きっと積極的な性格を持っていらっしゃるお方なのだろう・・・と思い描きながら、
立体迷路(駅構内)をぐるぐる回る事十数分、お会いして話し掛けてみれば
非常に控え目な姿勢でボクの言葉や行動に応答する、お淑(しと)やかな方でありました。
安易な先入観はダメですね...

さて、合流後の二竜(ふたり, お互いが大のドラゴン好きであるという事で...!)は一路、
ポケモンセンタートウキョーへと向かいました。ボクにとっては間髪入れずの
再入店となりましたので、始めからうつてんさんのお買い物のサポート役に徹しようと
考えておりました。※結果として、ボクは何も購入致しませんでした。

開店直後のポケモンセンタートウキョーは大混雑の様相で、一先ず二竜は朝御飯を摂ろうと
その付近(正確には真下: ポケモンセンタートウキョーは二階にある)の軽飲食店に入り、
スパゲッティを食べながらゆったりと一時間程度の時間を過ごしました。この時、ろーさんが
彼女の友人と共にポケモンセンタートウキョーで買い物をされていらっしゃった事を知らずに...

そしてうつてんさんの初のポケモンセンタートウキョーでの買い物が始まりました。
ゴールデンウィークの真っ最中とだけあって、うつてんさんのお目当てであった
ルギア(のぬいぐるみ)は好奇心旺盛な人間の子供達によって乱獲されておりまして、
前回入店した時よりも明らかにその個体数を減らしておりました(;ω;)ブワッ

次々と籠の中に入れられて行くぬいぐるみ達・・・うつてんさんの買い物っぷりには
少しばかり驚いてしまいました。ボクの場合、「本当に自分に必要な商品」を
追い求めてしまう癖がありまして、その様な買い方は中々出来ないのですから・・・。

うつてんさんの8000円規模のお買い物が終わり、これから如何しようかと考えていた矢先、
ふとツイッターのタイムラインを見てみると、どうやらJR京浜東北線の沿線上で
別の集まりがある模様。コンタクトを取ってみるとOKサインを下さったので、
突発的にそのオフ会・・・カラオケ会に参加する為に二竜は御徒町駅へと向かいました。

合流してみると・・・ボクのこれまでに経験の少ない、大所帯になっていました。

ボクのtwitterアカウントでフォローしていない方々ともご一緒させて頂きましたので、
ガーリィさんのプティ・ルポルタージュを参考にさせてもらいましたが、
ガーリィさん、コークスさん、ばわめさん、るきさん、ひりゅーさん、きらさん、るーあさん、
そしてカニ丸さんと同じカラオケボックスに入り、アニメソングを中心に歌い合っておりました。

・・・ボクですか? 『デァ・グロェーステ・トゥロゥュマァ』と『ニャースのうた』を歌いました(汗

此処で、もう一つのブッキング(予約, 予定)を説明せねばなりません。
ボクは更に此の日、らんたさんともお会いする約束を立てておりました。

出発前のプランでは、一対一、或いは三人での会合にする予定でありましたが、
成り行きでこうなってしまった以上は非常に呼び難くなってしまい
(ボクはなんと身勝手なドラゴンなのだろうか・・・ダブルブッキングはもうやめます・・・)、
意を決してらんたさんと二人で合おうと、一同に別れを告げて彼に連絡を取りました。

頭を下げて謝罪を申し上げてからの二人でのドラゴン談話・・・は直ぐには為されず、
何とそのまま元居たカラオケボックスに体当たり。受け付けのカウンターで
必須である筈の飲み物の注文を一回は断るなど、立て続けに恥を曝し続けました・・・。

ボクは「おひたし」を取ってくれと言われて「おしぼり」を渡そうとするような常識知らずです。
反省の為に此処に確りと書き出しておきます・・・。

兎にも角にも、ボクもらんたさんも知らないような曲が先行しましたが、それでも、
笑い声の絶えない良い4時間でありました事、関係各者様に深甚なる謝意を表する事は、
ボクの欣快なる義務であります。本当にありがとうございました...!

カラオケの後、うつてんさんはそのまま団体の方へと連(つ)いて行きました。
うつてんさん、此の場をお借りして、本当にお疲れ様でした! またお会いしましょう!

PS: ドイツ版アニメソングについて、少しだけ解説したいと思います。



Ich bin nur ein großer Träumer, doch ich weiß, es kommt der Tag
und irgendwann, werden dann, meine Träume wahr.
ボクは矜大な夢想家(Dreamer)に過ぎない、でもボクには判るんだ、その時が来ている事が
そして何時か、成る時が、そうボクの夢が現実となる時が。

アーツ・オブ・トイコ(Arts of Toyco)というミュンヒェン郊外のグレーフェルフィングにある
「アニメソング」のミュージックプロダクションが制作した此の曲のタイトルは、
ずばり„Der größte Träumer“ ・・・ そう、"The Biggest Dreamer"の直訳であります。

一聞(いちぶん)すると、流石は職人(ギルド)の国ドイツと感心なさるかもしれませんが、
ドイツ版のアニメソングにはある「特徴」があります。その特徴は、日本に於ける
「アニメソング」の基底的な理念に相反し、下手をすれば子供っぽさを印象付けさえします。
参考: http://d.hatena.ne.jp/schu1/20070108

・・・と言う事は、『デジモン』の「進化曲」等はかなり燃える仕上がりとなっているという事!



Zeit für zwei Gedanken mit einer Vision, das ist der Beginn unsrer Evolution.
Wie bleiben zusammen, denn wir sind bereit für den Flug in die Unendlichkeit!
二つの想いが一つと成るその時、それがボク等の進化のはじまり
ボク達はずっと一緒だよ、さあ往こうじゃあないか、無限大に飛翔して往く為に!

◇ ◆ ◇

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE EINS
2010年04月23日(金曜日)~2010年04月30日(金曜日)
[未完成]

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479207550&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479304086&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479386364&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1494105426&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1509993820&owner_id=26354029

2010年5月2日日曜日

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻

ルミネ立川にてジブリ・ジャズが無料で聴けると聞いて、その前日に行く事を決めました。

此処にて、ボクの一連のオフ会(オフラインで会う事)に赴いた際の服装について、
少しだけ触れておきましょう。黒色のデニムの上着を袖に腕を通さず肩にかけている、
そしてウエストポーチをつけている、更に鞄からリザードンの顔が覗いている・・・

如何でしょうか、なるべく初対面の人でもその特徴から個人を特定し易いように
それなりに「スタイル」を工夫してみましたが、少々目立ち過ぎていたように思います(汗

さて、行く事を決めたという旨をツイッターに書き込んだ所、
今度はろーさんから同伴しても宜しいでしょうかというリプライがありました。

拒む理由など何処にも無い! ...という事で、二日続けての「プティ・オフ」となりました。

ライヴ用の特設ステージが用意されていた会場のルミネ立川の屋上に到着すると、
もう既に沢山の人々が席をほぼ埋めていましたが、何とかスピーカーの中心に陣取る事に
成功しまして、ジブリ・ジャズの開演を心待ちにしておりました。

そして・・・ 開演。

All That Jazz feat. COSMiC HOMEという編成で、Jazz本来の仄暗さを感じさせないような、
明るめで軽快、且つアニメの冒険感と躍動感とを巧みに取り入れた、聴き易いアレンジに
会場全体が一体となり、久石譲(等ジブリ音楽チーム)の名曲に心の拍動を併せておりました。

ジブリ・ジャズの公演が終了した後、するすると家族連れの姿が消えてゆき、
替わりに年齢層の高めなギャラリーがどんどんと形成されていきました。

そう、日本のレゲエ・チャートで堂々と一位にランク・インする実力を持つレゲエ・シンガー、
Likkle Mai(リクル・マイ)の公演を心待ちにしていたサポーターの皆様方でありました。

始めの内は、ジブリ・ジャズ終演後に引き上げる予定であった(正確には予定の無かった)
二人でありましたが、序でにコレも聴いていく事に決めました。因みに、豅もろーさんも
「レゲエ」と云う音楽が、一体如何言う風な音楽であるのかを良く解っておりませんでした。

The Kの奏でるしっとりとしたギターの演奏に乗せて、Likkle Maiのソウルフルな歌声が
響き渡ると共に、聴衆も一丸となって手拍子を提供。Likkle Maiがギャラリーを盛り上げる
能力にも卓越している事に気付いたボクは、聴き始めに抱いた"失敗感"を捨てました。

レゲエとは、カリブ海の国ジャマイカ発祥の音楽。抑圧の歴史の下に生まれたレゲエは、
正にその「しっとりとしたギターの演奏」に「ソウルフルな歌声」を兼ね揃えたジャンル、
そうボクは捉えましたが、如何でありましょうか。・・・敢えて、特別に調べずに書きました。

Likkle MaiとThe Kによるレゲエは、非常に解り易い表現で書かれた言葉を、無駄な脚色を
附けずに、而して「言葉の受け売り」にならないように、彼女の真っ直ぐな人間性を込めて、
ギターの奏でるしっとりとしたメロディに、情熱を込めて歌う「勇気」が評価に値するでしょう。

こうして閉演したルミネ立川のイヴェントでありましたが、その後の予定を立てておらず、
一回は如何しようかと顔を見合わせましたが、ふと思いまして、ろーさんに
音楽の余韻を切らさずに帰る事を提案致しました。こうして、二人は帰路につきました。

それはもう、沢山の事を話してみたかったのは山々でありますが、それはまたの機会に。
PS: リザードンドールの魅力を一つ発見しました。座りが悪い事です...!


左がろーさんのリザードンドール、右がながたにのリザードンドール

 ◇ ◆ ◇

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE EINS
2010年04月23日(金曜日)~2010年04月30日(金曜日)
[未完成]

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479207550&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻
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るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479386364&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1494105426&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1509993820&owner_id=26354029

2010年5月1日土曜日

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻

TF(トランスフォーメーション)のSS(ショートストーリー)は此の程度に止めておきましょう(汗

さて、日本国民の皆様は等しくゴールデンウィークを「ほぼ」享受しているようですが、
豅は金曜・土曜が講義日に充てられており、本格的な大型連休の開始が三日遅れました。

・・・金曜日の夜にふと頭を擡(もた)げて調べてみると、何と大学から乗り換えナシで
ポケモンセンターへ行く事が出来るという事実を知り、急遽大学帰りに行く事を決めました。

その旨をツイッターに書き込むと、アシッドさんから同伴させて頂きたいとの
リプライがあったので、浜松町駅にて待ち合わせの約束を交わし、
結果として初の「オンラインの友人と面会する」経験となりました。※ツイッターを含む!

アシッドたんにえろ・・・えあろぶらすとだるぎゃ!!!

ポケモンセンタートウキョー入店は今回で三回目に当たり、新店舗入店は今回で二回目に
当たりました。恐らく前回入店したのは数年前、共立薬科大学の学園祭の際に
その大学に通っている先輩に連れられてやってきたのがそれだったと思います・・・。

今春から続いているリザードンのフェアと、今夏放映される映画のキーポケモン:
ゾロア・ゾロアークのフェア - 二つのフェアが同時開催中の店内は大混雑!


・・・それでも最終的にはコレだけの荷物を大学の講義用の荷物に加えて持って帰る所と
なりました。因みに、ポケモンセンターに行く前に大学図書館に立ち寄っているので
その本(アンデルセンとその他北欧関連の文献 - 大学の課題消化の為)も写してあります。

さて、ボクは「ルギア(・リザードン)」という大雑把な頭で乗り込んで行きましたが、
前述の通りリザードンの特別フェアが実施されていたという事、
そして現行の最新作がハートゴールド・ソウルシルバーである事が功を奏しました。

品定め作業は出来得る限り徹底しましたが、その体がアシッドさんには滑稽に映ったらしく...

縫いの確認(口の刺繍が上方に引き上がった「麻生さんリザードン」が多かったです)や
形の確認(ある程度オートメーション化されているとは言え多少の変質がありました)等を
入念に行ってからぬいぐるみ・フィギュアを籠の中に入れていきました。

そして ・・・ 何故ホウオウ版しか無いものがあるのでしょうかネ? ← ルギア狂
あの自由帳といい・・・ あのTシャツといい・・・ るぎゅぅぅぅん・・・・・

買い物を終えて出店すると開口一番、アシッドさんからこんな情報を提供され、
次の瞬間に身を以て理解する所となりました。ポケモンセンタートウキョーの入っている
ビルディングの入り口には、モスキート音(超高音)を発音するスピーカーが
取り付けられているようなのです。ホッと一息吐いた時の此の音、ヒリヒリ致しました。

その後、山手線に乗り込んでしばし会話を交わしていました。
『レジェンズ ~甦る竜王伝説~』の波及効果は物凄いですね! その時は改めて感じました。

新宿駅にてアシッドさんとお別れして、西武新宿駅を目指した仔ルギアでありましたが、
コレは京王だ、コレは都営だ、コレは新宿線ではなく新線だ・・・と、
迷った挙句に大学に戻るルートを見出して、遠回り乍ら無事に家に辿り着く事が出来ました。

その頃に丁度電池が切れてしまったので確認出来ませんでしたが、
「西武新宿駅は東口から、茶色い建物方向(プリンスホテル)にある筈」という情報を
頂いておりました。あともう少し、電池君が粘ってくれれば良かったのに・・・

ほ、方向音痴ルギアとかいうなるぎゃ!///

尚、「auショップに行けば、無料で充電が出来る」という情報を電池切れ前にちらりと見たので
折角なので閉店間際のauショップを直撃、30分待った後に漸く受け付けてもらいまして、
また30分程近隣の本屋で時間を潰し、受け取ると見事に携帯電話が復活しておりました。

・・・何処か意味が無かったような気が致しました。
こうしてるぎゃたには人間の記憶が消し飛ぶ前に何とか棲み家に辿り着きましたとさ。

◇ ◆ ◇

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE EINS
2010年04月23日(金曜日)~2010年04月30日(金曜日)
[未完成]

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE ZWEI
2010年05月01日(土曜日)
るぎゃたに、ポケモンセンタートウキョーに乗り込むの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479207550&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE DREI
2010年05月02日(日曜日)
るぎゃたに、ジブリ・ジャズとレゲエ・ソングを聴きに行くの巻
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るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE VIER
2010年05月04日(火曜日)午前八時~午後四時
るぎゃたに、武蔵野線ぐるり一周・浜松町から御徒町への巻
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るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE FÜNF
2010年05月04日(火曜日)午後四時~七時
るぎゃたに、山手線ぐるり半周・上野恩賜公園から新宿への巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1494105426&owner_id=26354029

るぎゃたにのはるやすみ - FOLGE SECHS
2010年05月08日(土曜日)
るぎゃたに、再び新宿都庁前に赴き食事会に参加するの巻
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1509993820&owner_id=26354029

2010年4月11日日曜日

腕の趣味いろいろ

今回、pixiv・FurAffinity・deviantARTに投稿した作品は、ずばり鳥獣人! む、むずかしい...

某氏も話題にされていらっしゃった事を思い返す次第ではありますが、
鳥類のアンスロ(便宜的に以下「鳥獣人」と呼びます)の腕の描き方には大きく三種類あります。

1) 鳥類の翼をアレンジ!
脊椎動物はあくまで四肢の動物ですから、鳥類の最大の特徴である翼をその枠に収めるには
やはりそのままの姿でアレンジをする他ありません。

ただ、個人的にはバランスが非常に難しく思います... 『スターフォックス』シリーズに登場する
ファルコ・ランバルディのそのデザインは、操縦桿も上手く握れるように工夫されていましたね。

2) 鳥類の脚をアレンジ!
よく見掛けるタイプだと思します。先祖・恐竜の名残である被鱗の甲に、鋭い鍵爪を具えた
これまた鳥類の特徴的な「鳥脚(高校時代に勝手に"ヴォランティグレイド(volantigrade)"と
いう造語を作っていました)」を手として機能するようにアレンジをするものです。

3) 哺乳類の脚をアレンジ!
つまり、体毛(羽毛であるかもしれませんが)の延長線上でゆるやかに
哺乳類的な手にするという、テクニカルなスタイルです。

ボクは余り見た事はありませんが、グリフォン(グリフィンetc.)に於いてはよく見掛けます。

さてさて、皆さんはどのタイプがお好きでしょうか?

2010年1月22日金曜日

ドラゴンのはなし

当日記に於ける日付は飾りでしかなくこうして未来に日記を付ける事を躊躇うつもりは微塵もありません。

◇ ◆ ◇

ボクは ドラゴン好きの一竜(ひとり)であります。然し、物心が付く前からではありません。ある地域では諸悪の権化でありまたある地域では神の御姿、ある地域では 鱗虫の長でありまたある地域では万物の創造者と、多様性を持って他の一言では説明する事の不可能な生物であるから好きなのですが、此の事を説明出来るよう になったのはほんの数年前の事に過ぎません。勿論コレ以前より、ドラゴンに対して尋常ならざる興味を抱いておりましたが、その動機は、極めて浅はかなもの であったことでありましょう。

さて、各地の伝説が大衆化されて資本主義に於ける商品へと付加価値としての性格を持つ現在のドラゴン、その オーソドックスな形は、鳥脚類を思わせる肉食恐竜様の体躯に、更に一対の翼を具えて、全身を鱗で覆った上に、やや前方向きのこめかみより何対かの角を生や した、そんなイメージがありますね。

然し、時を遡って昔のドラゴン達に会いに行くと、極めて原生生物的大きさに留められ、ある意味で惨めでまたある意味で活発な姿を目にする事が出来ます。

グルジアのイングランド語名ジョージアをラテン語風に読むとゲオルギアとなりますね。そう、聖ゲオルギウスの国という名の国なのです。聖ゲオルギウスにはドラゴン退治の逸話、即ち竜の奇跡と呼ばれているエピソードがあります。

此の様な伝説から、ヨーロッパ中に聖ゲオルギウスをパトロン(守護聖人)とする都市が彼方此方にあります。また、絵画の題材としてもよく使われました。

グ ルジアの市章(コート・オヴ・アームズ)には馬にまたがり、長槍をドラゴンに突き刺している聖ゲオルギウスが描かれているのです。コレはロシアのモスクワ や、クロアティアのシェントユル・プリ・ツェリュも同様です。ヨーロッパの画壇ではラファエロ・サンティやギュスターヴ・モロー、パオロ・ウッチェロ等が 此の題材での絵を残しています。さて、此等のドラゴンにはそれぞれ、その描き手のイメージするドラゴン像で描かれる訳ですが、その様態は様々です。ドラゴ ン像については特に決まった姿がなかった、と結論づけるのは乱暴ではありますが、少なくとも足の数は共通項ではありませんでした。

キリスト教世界という、極めて戒律的な所に限定をしても、ドラゴンはその多様性と可能性を保ち、切り捨て役を演ずれども、逞しく大空を飛翔していた、そう考える事もまた良いのではないでしょうか。

[ 2010 / 01 / 17 更新 ]

2010年1月15日金曜日

えほんのせかい

いたばしボローニャこどもえほんかんから司書が御来校なさり、世界の絵本についての紹介を、講義の中で受けるという機会がありました。

未だに表面的な比較に多大な関心を寄せているという幼稚なボクではありますが本心からして、世界各国語で書かれた、其々の文化背景を窺い知る事が出来そうな絵本達を見て並々ならぬ興味を抱いた次第であります。

イランの出版社が、現代ペルシア語とイングランド語の二つのエディション(版)にて企画した絵本は、逆さ刷りを用いて、左右鏡像の二つの絵本を生み出しました。興味深い例はコレだけに止まらず、ある絵本が別の国で翻訳されて出版される際に、表紙絵と見開き絵が逆転していたり、全く違う表紙になっていたりする のです。タイトルが異なっている事も屡々あるようです。

サンテグジュペリ『星の王子さま』邦訳に於いて、「本質は不可視だ」という一文を「大切なものは目には見えない」と意訳をしたのが○○氏であります。此の訳に辿り着く迄に、何れだけの努力を為されたのかは分かりかねますが、相当なものであった事は明白でしょう。翻訳は、極めて難しい学芸行為の一つなのであります。

日本に於いて、薬は「飲む」ものでありましょう、中国では薬は「食べる」もの、であります。如何謂う事かというと、

私は薬を飲みます。
我口包薬(私は薬を食べます)。

上記の様に、同じ意味(薬を服用する)の文を形作る表現手法がそもそも異なっている為に、文の持つニュアンス自体が変化するのです。

此の表現手法の違いはやはり其々の文化に関連しています。薬というものを、日本では煎じて「飲」み、中国では漢方薬として「食」すのです。

また、薬に当たるイングランド語の単語はメディスン(medicine)ですが、当単語には「呪い(まじない)」という意味もあります。祈りによる治療を行っていた、其の当時の文化を、今に伝えているものの一つであると言っても過言ではないのではないのでしょうか。

多言語学習は自分達の持つ言語文化が必ず比較対照として浮かび上がり、その姿を更に鮮明なものとします。

◇ ◆ ◇

老練のある教授はマイクを突然向けられて何も発言する事の出来なかったボクに一言言って下さりました。自分達教授は、自分の思考を叙述する事を常日頃行っているのだから-。経験を積み重ねてゆく大切さを再認識した事もまたよい収穫となりましたね。

[ 2010 / 01 / 17 更新 ]

2010年1月8日金曜日

お絵描き楽しすpixivチャット

昨年十二月中旬より開始したピクシブの新サーヴィス、ピクシブチャット。

年末年始はコレに嵌り過ぎて順調に学業が困窮している次第であります。かれこれ、約二十時間をコレで過ごしました。

縦 1200ピクセル×横1600ピクセルのキャンバスに描く事の出来る、時間制のお絵描きチャットサーヴィスです。特徴は六つのコマンドが備わるその多機能 性、とでも申し上げられましょうか。フラッシュ環境下で、各部が非常に滑らかに動作する事に対し、ただただ驚く次第であります。
さてペンタブレッ トを未だ所持していない小拙、昨年八月頃より始めたお絵描きチャットに対してマウスで挑んでいるのでありますが、ピクシブチャットの色の乗りの良質な事此 の上無く、塗っていて愉しい事は明白であると感じております。今まで慣れ親しんできたお絵描きチャットはタカミンお絵描きチャットですが、其の点で言えば タカミンお絵描きチャットより、ピクシブチャットの方が優れております。

逆に、タカミンお絵描きチャットが優れている点は、アンチエイリ アス加工が、一切掛からない素直さにあると感じておる次第であります。また、ピクシブチャットには未だに改善されないフラッシュのプログラミング上の問題 を抱えており、またマスクが実装されていない事から、タカミンお絵描きチャットは色の番人的な性格を持っているとも形容しても宜しいのではないのでしょう か。

フラッシュのプログラミング上の問題とは選択色の認識処理の際にデータの切り捨てが発生し、スポイトツールが正確に動作しない場合があるという問題です。然し乍ら此の誤動作による色の移り変わり、ファーベンシュピールを楽しむのもまた一考かと思います。

◇ ◆ ◇

ピクシブチャットが愉し過ぎて、他の事の一切が出来ない状態が続いておりました。正月をこうして過ごした谷龍は、当記事を執筆している現在、順調に、様々な場面で遅延を引き起こしております。

[ 2010 / 01 / 17 更新 ]

2010年1月1日金曜日

Поздраляю вас с Новым Годом!

≪ 新年を期して、貴方にお慶びを申し上げよう! ≫

謹んで新年のお慶びを申し上げます。平成二十二年となる本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、2010年最初の話題はずばりこのグリーティングについてであります。

◇ ◆ ◇

突然ではありますが、此の話題を執筆してゆく上で必要となるので、一言述べさせて頂きます。私はア・ハッピー・ニュー・イヤーを年末に使う事に抵抗を持っている、全く何を言い出すかと思ったらそんなつまらぬ事かと罵られるかもしれませんがそうであります。

ア・ハッピー・ニュー・イヤーは前にアイ・ウィッシュ・ユーが省略されているものであり、私は貴方に素晴らしい新年を願っておりますが直訳です。であるからして、年末年始の何時でも使う事が出来ます。

・・・・・●━━━━━
ア・ハッピー・ニュー・イヤー

さて、コレの訳語として明けましておめでとう(ございます)が登場します。新年最初の日の出よりその年の幕開けを祝う言葉でありましょう、そうならば、

・・・・・○━━━━━
明けましておめでとう

上記のように、新年に初めて太陽が昇る迄はよいお年を(お過ごし下さい)を使うのが一般的でありましょう。カウントダウンの後に明けましておめでとうとはどうしても言いにくいのです。

━━━━━●・・・・・
よいお年を

年末は日本文化にとってまた重要な側面を持っているのだと思います。この年末を、健やかにお過ごし下さいという表現を外国語で言えないのかなあと思っていました。すると、

━━━━━●━━━━━
ス・ノーヴィム・ゴーダム

というロシア語の表現がある事に近日気が付きました。スは期してという意味を持つので、何れの表現をもカヴァー出来るのであります。フランス語のオ・ルヴワール、ドイツ語のアウフ・ヴィーダーゼーエンと同じ様な表現形です。

勿論、今迄の話は言葉遊びに他ならないとのご評価が為されるのでは、と思います。了解しております、が、ご勘弁下さい。

[ 2010 / 01 / 17 更新 ]